A星(あぼし)タイムズ掲載紹介

A星(あぼし)タイムズ発行のミニコミ誌「街の和 人の輪」にて、連載されている記事の紹介です。
: 2013年度掲載記事 : 2012年度掲載記事 : 2011年度掲載記事 : 2010年度掲載記事
: 2009年度掲載記事 : 2008年度掲載記事 : 2007年度掲載記事 

20回 12月 〜師走〜

  12月になり今年も残り僅かとなりました。旧暦では12月のことを、「師走(しわす)」と言いますが、これは、師(僧侶)がお経を上げるために、西へ東へ走りまわったことが語源であるとも言われています。そして、旧暦と呼ばれるようになったのは、明治維新で開国した日本が、従来の太陰暦から欧米で使用されている太陽暦に合わせて変更したためで、明治5年は12月2日で終わり、翌12月3日が明治6年1月1日に改められました。また旧暦と太陽暦では、約一ヶ月の差があり、旧暦の元旦は、平成21年であれば1月26日に当たります。
年賀状に使用される、「新春」というのも時期がずれたまま習慣だけが残っているようです。

  今は、受験生を支える役割である先生(師)が忙しく追い込みをかける時期でもあります。
受験直前のジャンプアップを狙った指導をしていますが、それと同時に大切に考えるのは、現在の高2・中2・小5である次年度の受験生です。以前に比べると受験日程が全体的に早くなりましたので、既に一年前の時期を迎えていると言えます。したがって、4月になってからでは既に出遅れの状況となりますので、この冬休みの期間をいかに上手に利用するかが大切になってきます。

19回 11月 〜教育相談会〜

 私が、学習塾で教え初めてから20年が経過しました。色々な場所で、頼もしい社会人へと成長している生徒達と出会うことがよくあり、とても嬉しく感じています。
最近、私が初めて授業(小5のクラス)を担当した生徒と再会しました。夢を実現し、立派な医師となっていました。勤務医ゆえの厳しい勤務態勢の中ではあるが、「多くの症例に関わらせて頂いた経験のおかげで、患者様の病状やそれに対する処置の判断が大変迅速且つ的確に出来るようになってきました。」と話していました。
これは、学習指導の現場にも同様のことがいえるので、大変共感を覚えました。

 龍門ゼミでは、入会の御検討をなさる方や、進路に迷うゼミ会員に対して、個別面談形式の教育相談を常時、実施しています。
多くの生徒達を指導してきた豊富な経験をもとに、一人一人の状況を的確に判断し、適切且つ具体的なアドバイスを行い、大好評を頂いております。
生徒の現状を冷静に分析し、適切な学習カリキュラムを作成の上で学習を続ければ、必ず成績はアップします。
そして、成績が上がり自信を付けた生徒が浮かべる「満面の笑み」は実に素晴らしいの一言です。
 進路や勉強の仕方などで不安をお持ちの方は、是非一度、教育相談を受けてみられてはいかがでしょうか。必ずや、適切な方策を御提案させて頂きます。
  (教育相談会は、事前予約制・無料にて実施しています)

18回 10月 〜勉強の仕方〜

 進学校と呼ばれる公立トップレベルの高校における学習指導には、共通して感じる問題点があります。
それは、学習の内容が高度で分量も多く、さらに中学校までの学習のスピードとは比較にならない、全く異次元のペースで進行していくという点です。
その内容の違いを野球に例えるなら、アマチュアの選手が、いきなりメジャーリーグに挑戦するくらいの違いがあるかもしれません。
現在、進学校に在籍している生徒達の多くが、この問題に直面し大変苦労していると聞いています。小中9年間においてトップクラスだった生徒達が集まっているはずなのに、何故このような現象が起きているのでしょうか? その要因として次の二点があると考えます。

  まず一点目は、中高一貫の国私立学校と大学受験で勝負をするには、よりレベルの高い内容を、より多く勉強させるということが必要であるということ。
  もう一点は、小中学校の学習内容が、基本的な内容の習得に終始していて、応用力を定着させるという訓練がなされていなかったということ。
  
  そこで、公立中学校でトップクラスの生徒達にとって今、大切なことは、『実力の付く勉強の仕方』を習熟するということです。定期考査対策の予想問題や一夜漬けの暗記に頼ってしまうと、益々、高校における学習内容への対応が困難になります。
私達、龍門ゼミでは『体系的な真の学力』が身に付くような指導を常に心掛け実施しています。

17回 09月 〜数学オリンピック〜

 今年は北京オリンピックの年でしたが、かたや数学の世界においては毎年、国際数学オリンピック(高校生までが対象)が開催されています。
今回はスペインが開催国で、世界各国から計97カ国535名が参加しました。
日本からも、6名の高校生が参加して、全員がメダルを獲得し、国別順位では11位という成績を修めました。この代表選手は、例年千人を越える日本数学オリンピックの参加者から6名のみが選出されるという大変狭き門を通過出来た、まさにエキスパート達であり、その彼らが世界の中で数学力を競い合ったものです。

  ちなみに、日本が初参加した1990年(18年前)の第31回中国大会では、54カ国中20位だったことを考えると、今年のメンバーは大健闘だったといえるでしょうし、過去18年間の結果を見ても常に上位争いをしているのです。

  昨今、日本人の学力低下が問題視されていますが、数学オリンピックの結果から見ても、決して生徒たちの素質や能力が下がっているのではないということです。
学力低下の原因は、勉強の仕方に問題があったり知識が増えることの楽しさを味わっていないということであって、絶対的な学習量が不足しているということだと考えます。具体的かつ効率的な勉強方法を指導し、理解することの楽しさを実感することが出来るようになれば、自ずと成果が期待出来ます。
龍門ゼミでは、生徒達の知的好奇心を刺激しながら、楽しい授業をすることを大切にし日々実践しています。

16回 08月 〜志望校わが母校〜

 今年の夏の高校野球選手権は第90回大会となりました。これを記念して、兵庫県では県を東西に分ての予選が開催されました。
私の母校は前評判も良く、初出場をも期待されていました。しかし、残念ながらベスト8(34年ぶり)で姿を消しました。
ここ数年はとても良い戦績を残してくれているので、いずれは出場してくれるものと信じています。

スポーツ新聞のコラム欄に度々登場する母校の話題を読んで、大変親近感を覚えております。執筆されている方は、母校の34年前の野球部OBだそうです。
私が、なぜ自分の通った高校や大学を選んだか?という理由を思い出してみると、受験当時の自分の成績で合格出来そうかどうか?という一点しかありませんでした。
高校も大学も、下見など全くせず入学試験当日に初めて校門に入ったものです。
現在では、「オープンキャンパス」・「学園祭の開放」・「体験授業」などが実施され、事前に学校の雰囲気を体験することが出来る環境が整いつつあります。
そして、校風を肌で感じたことをきっかけに「是非とも入学したい」という思いを一層強くして、熱心に勉強に打ち込むようになるというケースも多く見受けられます。
従来の偏差値による輪切りしか参考にしないに進路選択は、ある意味時代遅れともいえると思います。

  私達スタッフも、学校説明会に参加したり卒業生の意見や感想を聞いたりすることを通じて様々な情報を収集し、進路選択の材料としてより具体的なアドバイ
スを提供出来るように取り組んでいます。
単に入試に合格し卒業するだけでなく、“一生の母校”とめぐり合い、誇り高く人生を歩む手助けが出来ればと考えています。

15回 07月 〜摩擦力〜

 高校物理には「摩擦力」というテーマの学習があります。
これは、「静止している物体を動かすには、動いている物体を動かし続けるよりも大きな力が必要である」「動いているものに力を加え続けないと、止まってしまう」という摩擦力の働きについての勉強で、このことは日常生活の中でも、自転車に乗っている時(走り始める時には、走っている時に比べて大きな力が必要で、ペダルをこぐのを止めると暫くは惰性で走っていても、いずれスピードが落ちてしまいます。)などに実感出来ますが、学習についても同様のことが言えます。
真剣に勉強を始めても、成績が上がり始めるまでには多くの労力が必要です。そして成績が上がり始めると、それまでの苦労が嘘のようにスムーズに勉強が進むようになります。しかし、油断して努力を怠るとゆっくりと成績は下がりはじめます。

そこで、私達は、(1)勉強が停滞している生徒には、後ろから手助けをしてスムーズに走り出せるように。(2)順調に進みはじめた生徒には、傍らで声をかけペースを維持できるように。(3)ペースがつかめた生徒には、目標に向って最適な道(勉強方法)をアドバイスする。というように、それぞれの生徒に併せて、適切な指導をしていくことが大切だと考え日々生徒に接しています。

夏休みは、生徒たちをレベルアップさせる絶好の機会です。龍門ゼミでは、下記の日程で夏期講習会を実施します。夏休みからの参加も可能です。受講を希望される方は、お気軽に教室までご連絡下さい。

14回 06月 〜手間隙(てまひま)の大切さ〜

 先月、所用で鹿児島へ行った際に、地元の方の紹介で焼酎の蔵元の見学をさせて頂きました。原料となる芋やお米にも個性があり、それを最大限に引き出すために気温や湿気等の気候条件にも注意を払いながら、24時間目を離すことのない監視を交代で続けて美味しい焼酎を造り上げておられました。
当然、年間の生産本数は限られてしまいますが、この手造りの美味しさこそが“こだわり”なのだと話しておられました。
  当日の朝に頂いたお味噌汁も格別に美味しく、これも手作り味噌(蔵元を紹介してくれた方のお母さん謹製)を使っておられたという話を思い出しながら、手間隙をかけることの大切さを再確認致しました。
 
  龍門ゼミは、先生一人に生徒2人までの個別指導のシステムです。一人一人の個性に応じた学習指導を行うことを大切にしています。生徒各々の状況も日々変化しますので、毎月1回、担当の先生から保護者の方に、指導内容や学習状況をお知らせする学習記録票をお送りしています。私も、発送前には必ず全員の内容について確認をし、担当の先生達と相談しながら、常に適切な学習指導が行えるようにと心掛けています。
  これからも、手間隙を惜しまない指導にこだわっていこうと決意しております

13回 05月 〜大学全入時代〜

  5月5日のこどもの日を前に、「総務省が発表した推計人口(4月1日現在)によると、15歳未満の子どもの数は1725万人で昨年よりも13万人少なくなった」という新聞報道がありました。
  少子化の流れが加速し、“大学全入時代”に突入しています。この“大学全入”とは、大学進学希望者数より大学定員総計が上回っている現象をいいます。
生徒数が少なくなったことによって、以前よりも大学が身近にはなってきています。しかし、国公立大学の定員は大学全体の約23%(約4分の1)しかありませんので、“誰でも国公立大学に入れる”という状況ではありません。また、東京六大学や関関同立などの伝統のある有名大学に志願が集中している状況も変わっていません。
  一方、多くの大学が、優秀な学生を確保するためにその入試制度を多様化させてきています。

  大学入試を大きく分類すると下記のとおりです。
T 国公立大学 一般入試  U 私立大学 一般入試 
V 私立大学 大学入試センター試験利用入試
W 一般推薦入試  X 指定校推薦入試  Y AO入試

  生徒一人一人のタイプによって、採るべき入試パターンも変わってきます。
大学入試は中学・高校入試とは異なり、多種多様なパターンから受験生一人一人にとって最適な受験方法を検討し、入試突破に必要な学力を取捨選択してアップさせていくことが必要なのです。
龍門ゼミでは、希望の進路へと進めるよう最大限のサポートをすることを目標にしています。

12回 04月 〜入試結果〜

龍門ゼミの合格実績がまとまりました。主な実績は下記のとおりです。
大学部門− 東京大学文科1類 関西大学法学部 兵庫県立大学環境人間学部
       同志社女子大学  京都芸術大学  専修大学
       親和女子大学   京都ノートルダム大学 甲南女子大学      
高校部門− 姫路西高  姫路東高(2名)兵庫県立大学附属高 市立姫路高
姫路南高(2名) 神戸高専 加古川南高 相生高 太子高
中学部門− 淳心学院中 賢明学院中


 龍門ゼミ開校直前の昨年2月に、東京の学習塾の視察に行きました。その時に、東京大学を訪問し、是非このキャンパスで学ぶ生徒を育ててみたいと思いながら、赤門や安田講堂を見学しました。一年目の入試シーズンで、東大文系最難関の文科T類に合格する生徒を指導できるとは、想像もしませんでした。

 
  龍門ゼミは、先生一人に対して生徒2人までの個別指導型の学習塾です。

塾というよりは、家庭教師に近い懇切丁寧な学習指導と、生徒の将来を見据えた進路相談を行い、生徒一人一人を大切に接しています。

 偏差値の高い学校に多くの生徒を入学させることを第一の目標にはしていません。各生徒が自分の目標を設定し努力した成果が、上記のような実績として形になってあらわれるのです。

 既に二年目の受験シーズンが始まっていますので、一年間の指導がスタートしています。来年も、全員が納得できる進路を選択できるように、全力で取り組んでいくことを決意しております。

11回 03月 〜一周年〜
 龍門ゼミは、この3月に開校一周年を迎えます。

 思い返せば、昨年のこの時期は机や備品の搬入、看板の設置などで忙しくしていましたが、今年は、昨年11月の大学推薦入試からスタートした当塾の初めての入試シーズン(中学受験・高校受験・大学受験の全てに対応しています。)の真っ直中にあり、ゼミ生の合格を祈りながらの日々を過ごしています。

そして、公立高校と国立大学後期の合格発表をもって、長い入試シーズンが一区切りを迎えることとなります。


 また、私立中学入試と公立高校推薦入試で、見事「合格」を手にした生徒たちの全員から継続して龍門ゼミで学びたいと申し込みもあり、入学後のスタートダッシュを狙って現在も授業を続けています。

 長い人生において、中学・高校に入学することは一つの通過点に過ぎないことを理解してくれているのは、頼もしいかぎりです。

 私達は、教育理念である「輝く未来を君の手に!!」を目標に、ここで学ぶ生徒たちの期待に添えるように、ゼミ内容をより一層充実し、日々研鑽していかなければならないと決意を新たにしています。

10回 02月 〜加湿器〜

 冬になると、とても空気が乾燥するので、当塾でも快適な学習環境を提供する為に、加湿器を設置しました。ある日、小学生が、この“マシーン”に気付き興味深そうに、観察していたときのことです。
生徒:「先生これ何?」
先生:「加湿器。空気中の湿度を快適な状態に保つ機械」
生徒:「あったかい空気が出てくるね」 
先生:「水が蒸発する性質を利用しているんだよ」
その後、水が沸騰する温度は100度(沸点)であることや、0度(融点)になると氷に変化していく話をすると、日常の豆知識を得るような感覚で、理解していきました。これは、中学理科で習う物質の状態変化や、天気についての学習範囲につながっていきますし、また、この機械には湿度計もついているので、百分率(パーセント)についての話もしました。

 テスト前の一夜漬けでは記憶が定着しません。いかに学習内容を、生徒の記憶の中に印象深く刻んでいけるかが大切だと考えています。又、勉強は、教科書やプリントの中だけで身につけるものでもありませんので、生徒達との何気ない会話の中でも、知識欲・好奇心を大きくしていけるよう、そして「知識が増えること」が「楽しいことである」と感じて頂けるよう、スタッフ一同心掛けています。
 

09回 01月 〜本番に向けて〜

 新年恒例の箱根駅伝では、3校が途中棄権(大会初)となりました。トップクラスのランナー達でも、注目の高い大舞台では普段の実力を発揮することが難しいという現実を痛感致しました。

 一人一人の受験対策としては様々な指導方法がありますが、今回は、公立高校入試の対策について御紹介します。この入試問題は、広く総合力を試すことを目的に基礎的な問題から応用力を問う問題まで含まれた形で作られており、県内統一の問題となっています。

 現在、龍門ゼミ中3生は、過去に出題された入試問題の演習を中心にしています。
そして、より有効に活用するために(1)問題を早く解答させる。(2)苦手なテーマを明確にさせる。を目的にさせています。

 (1)については、50分の問題を15分で終了し実力通りの正答率を確保している生徒もいますが、速く正確に解答する練習を行うことは、本番で答案を見直す時間を確保することになり、結果的にケアレスミスを防止し得点力アップにつながります。
 (2)については、プリント教材で補強し、ラストスパート時には、大変効果的な『ピンポイント弱点対策』を行います。

受験当日は、予期しない場面に遭遇する場合があります。どんな状況の中でも、十二分に実力を発揮することの出来る“強さ”を身につけることも大切だと考え、日々そのサポート態勢にも努めております。