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三谷宏治氏(東京大学理学部卒。現、KIT虎ノ門大学院教授)の著書『お手伝い至上主義でいこう(子供の就職力を高める「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」習慣)』を読みました。
その中には、与えられたことをこなしている子供よりも、日常のお手伝いを通じて、自ら考え計画し行動するという習慣を身に付けた子供のほうが高い就職力を備えるという記述があり、それをもとにした子育て論の実践について書かれていました。
学習指導の面においても同様のことが言えます。「与えられたことだけを実行している生徒」と「自ら考えて行動している生徒」との差は、中学生頃まではあまり目立たないものの、高校生にもなると歴然としてくるということが多々あります。
当ゼミでは、個別指導のカリキュラムを生徒自身にも自ら考える機会を与えながら適宜改善し、常に最良かつ効率的な授業を提供しています。そして将来、「自ら考える力」を身につけた生徒が、高い就職力で社会に貢献してほしいと願っています。
冬季オリンピックの種目にボブスレーという競技があります。
これは「氷上のF1」とも呼ばれ、イタリアはフェラーリ、ドイツはBMW、米国においてはNASAが開発を支援し、各国のナショナルチームは、F1レーシングカーと同等の技術で製作されたソリを使って鎬を削っています。
ところが、我が国では欧州製の中古ソリを改良し使用してきたのが実情だったので、東京都大田区の中小企業や東京大学などが参画し、新たに「下町ボブスレー」を立ち上げ、女子二人乗りのソリを開発しました。その結果、昨年末の全日本選手権では好タイムで優勝し、今後の更なる活躍に期待しています。
当ゼミにおいても、生徒一人一人に合致し作成されたカリキュラムを基に、高い指導力や技術力による高品質な授業を提供することによって、飛躍的に学習効率を高めてまいりたいと考えています。
中国の管子の中に、『一年之計、莫如樹穀、十年之計、莫如樹木、終身之計、莫如樹人』という一節があり、「1年先は花(穫)、10年先は木、100年先は人を育てる」という意味で、これを語源として、『教育は国家百年の大計』として利用されることも多いようです。
龍門ゼミを設立して満6年を迎えますが、今年は更にレベルアップしたカリキュラムの提供を計画し、当ゼミで学ぶ生徒たちの活躍を思い描きながら、現在その準備を進めているところです。
教育を実践していく中でやるべきことは多々ありますが、学力の向上を通じて将来、社会で役立つ人材を育成することを最終目標に、全力で頑張ってまいります。