A星(あぼし)タイムズ掲載紹介

A星(あぼし)タイムズ発行のミニコミ誌「街の和 人の輪」にて、連載されている記事の紹介です。
: 2013年度掲載記事 : 2012年度掲載記事 : 2011年度掲載記事 : 2010年度掲載記事
: 2009年度掲載記事 : 2008年度掲載記事 : 2007年度掲載記事

32回 12月 〜ほめられサロン〜

 インターネットで「ほめられサロン」というサイトが運営されていて、テレビ・ラジオなどでも紹介されていますが、そのコンセプトは、社会人になったら極端に褒められることが少なくなってしまうので、褒め言葉をパソコン画面一杯に思いっきり展開させて日常生活の疲れを癒してください…というものです。


 龍門ゼミでも、「褒める」ということを大切に考えています。褒められることによって、「自分が認められた」と感じた生徒達は、ますます意欲的に学習していくようになります。「@褒める⇒A頑張る⇒B成果が上がる」⇒「@褒める⇒A頑張る⇒B成果が上がる」というサイクルを実践する事が、成績アップへの秘訣でもあります。ここで大切なポイントは、Aの「頑張る」の内容を、いかに具体的にアドバイスし学習カリキュラムの中に効率良く組み込んでいけるかということです。


  そして、もう一つ、褒めるには生徒一人一人の個々の性格や成績の内容等を十分把握しておくことが肝要で、日々変化していく生徒達の状況を的確に判断したうえでキラッと光り輝くものを見つけ出してあげることが大切だと思っています。

龍門ゼミは教育理念である「輝く未来を君の手に!!」を掲げ、生徒達の未来を切り拓くためのサポートをこの学習指導を通じて行っています。一人一人の生徒の個性を大切に、「褒めて伸ばす」教育を実践し続けたいと考えています

31回 11月 〜砂暦〜

 先日、松江まで世界最大の砂時計「砂暦(すなごよみ)」を見に行ってきました。 この砂暦は、「砂時計」という漫画の中に描かれていて映画化もされたもので、直径1メートル、高さ5.2メートルの砂時計の中に1トンの砂が入っていて、その砂がちょうど365日掛けて落下するという「1年砂時計」です。毎年、大晦日になると翌年の年男・年女の総勢108名が綱を引いて180度回転させ、新しい一年をスタートさせています。


 砂時計といっても、圧力や気温の影響による時間の狂いを防ぐ為に、コンピューター制御によって僅か直径0.84mmのガラスのノズル(大変精巧なもので、腕利きのガラス職人の手によっても僅かしか作れない。)を砂が落下していく仕組みになっています。    
 大きなスケールの砂時計の中に、綿密なる計算と匠の技術の両方が集約されていることに感動しました。


 この時期、受験生にとってみれば入試も目前です。入試までに与えられた「時間」はみんな同じですが、それを有効に活用出来るかどうかでその「価値」は大きく変わります。 残された時間の中に、綿密に計算されたカリキュラムとスタッフの指導技術を集約させ、また不安や焦りに負けないように精神面でのサポートも行い、そして特に今年は新型インフルエンザが流行していますので、体調管理にも留意しながら学力アップが図れるように、しっかりとした進路指導を行っていくことを決意しております。

30回 10月 〜「分かる」と「出来る」〜

 2016年のオリンピックがリオデジャネイロに決まり、南米初めての開催ということもあって今から楽しみにしています。このスポーツ観戦の醍醐味は、真剣に勝負している選手達の集中している姿だと思いますが、選手には必ず指導者が就いています。
 その選手の状態を常に的確に分析し適切な指導が出来るかどうか、そして本番でそのとおりに実践出来るかどうかが勝負の分かれ道になると思います。
 この指導によって選手が今、何を為すべきかを「分かる」ことが前提となり、「出来る」ようになるまで訓練を積み重ねることが好結果を生み出す秘訣だと自負しています。


   龍門ゼミの授業においても、公式や重要ポイント等を説明して「分かる」ことが出来たら、プリント演習を通じて本当に「出来る」のかどうかの実践力を確認し、もし間違ったところがあれば、すぐに分析して適切なアドバイスを行います。
 このように、「出来る」問題を増やすことによって学力アップを図り、生徒達も「出来る」喜びを感じることで、学習することの楽しみも増していきます。
 当ゼミでは、「分かる」ことを前提に、「出来る」ようになるまで徹底して指導することを重要視し、生徒のタイプに合わせた個別のカリキュラムや学習内容によって、高品質の学習指導を実践しています。

29回 9月 〜学力テスト〜

 龍門ゼミでは集団式授業とは全く異なる、生徒一人一人に合わせて作成したカリキュラムを基にして、担当の先生一人に対し生徒二人までの形式で授業を行っています。この個別式授業の利点は、各々に合わせたきめ細かな対応が出来ることなのですが、反面、全体の中での自分の学力が意識しづらいという弱点もあります。


 そこで、当ゼミでは、小1〜中3の生徒全員を対象にした全国公開テストの受験をカリキュラムに組み込み、夏休み中に実施しています。
この公開テストは姫路学区・西播学区での受験者も多く、全国順位などの集計結果だけでなく、中2、中3においては志望校ごとの合格判定も併せて出ますので、進路指導のための学力チェックに役立ち受験校選定にも大変有効なデータとなります。(ちなみに高校生は、大手予備校の模試を推奨しています。)


  小中学生達は、このようなテストには不慣れで、受験前には「緊張する」とか「悪かったらどうしようか?」等と不安の言葉をよく口にしますが、このテストは健康診断と同じで、検査して弱点に対する治療方法を見つけ出すという役割や目的があるので、結果を気にせずに全力で解答しなさいと指導しています。


  2学期は、学年の折り返しの時期です。こうしたテスト結果を分析し後半の学習指導の再設計をして、より効果的に弱点補強が出来る授業を実施することを大切に考えています。

28回 8月 〜きぼう〜

 このたび、日本の宇宙ステーション「きぼう」を完成させるために、4ヶ月もの長期宇宙滞在を終えた若田光一さんが、無事地球に帰還されました。
この宇宙滞在というのは、筋力が20歳近くも老化した状態になるほど肉体的に大変過酷な環境なのですが、研究者にとってみれば、重力の影響が大変小さいことは地上より精度の高い実験が可能となるので、新薬開発など様々な分野での成果が期待されているのです。


 帰還後の記者会見では、「最初は本当にぎこちなく、ふわふわと浮きながら移動していたのが、だんだん大洋を泳ぐマグロのように、すいすいと移動出来るようになったのです。」と無重力生活を振り返り話されましたが、これは環境に合わせて毎日少しずつ自分自身を進化させることによって、様々な能力が発揮出来るようになることの証明だと受け取りました。


 龍門ゼミでは、成績を上げたい!志望校に合格したい!という願いを叶えたい方々からよくお問合せを頂きます。どのようにすれば一人一人の「きぼう」を達成出来るのかを一緒に考えてカリキュラムを作成し、日常の学習スタイルをも進化させたうえで目標達成のための有意義な授業を実践しています。

27回 7月 〜忘却の彼方〜

 先日、新幹線の乗車券予約をしようと思い携帯電話の会員サイトにパスワードを入力したところ一致せず、他に思い当たるもので試みても一致せず、結局のところ駅の窓口で購入することとなりました。ところが、帰宅後にパスワードを記したメモを確認してみると“一瞬”で思い出すことが出来ました。これは携帯サイトからの予約を1年近くも利用していなかったためで、すぐに思い出すことが出来なかったからです。

勉強においても、同様のことが言えます。学習内容を長期間確認しないでいると、公式や解き方を忘れてしまいます。
そこで、この夏休みは忘れてしまった学習内容を習得する絶好の機会と言えます。
特に、受験生にとっては、過去3年間の総復習が出来るかどうかが勝負の分かれ道となりますので、忘れてしまったということがないように、この夏休みを計画的に利用していくことが大切です。

26回 6月 〜ピンチをチャンスへ〜

 新型インフルエンザの影響による学校の休校措置に対応し、龍門ゼミにおいてもスタッフは18日(月)早朝から緊急集合し、即座に当面の休講を決定するとともに生徒達にはその旨を連絡することに致しました。
当ゼミでは、生徒の安全を確保する為に、日頃より電子メールを利用した保護者への入退室通知システムを採用していますので、その機能を利用し、短時間に一括伝達することによって混乱を回避することが出来ました。

  今回の休校期間は中間テスト前という大切な時期に当たるうえ、学校側の授業や部活動も行われないことから、当ゼミでは、この期間を学力補強期間と位置づけ、最大限に活用するためにと、各生徒の学習進度に合わせたプリント教材の無料送付を実施するとともに、電話での質問対応のために教室で待機しながら激励の電話も行いました。


  生徒達からは追加教材の送付依頼も多々あり、有効に時間を利用出来た生徒達が多く見受けられましたし、今回休講となった授業については振替を致しますので、結果的には学習量が上乗せ出来たことになります。

  予期せぬ休講で、「直接教えることが出来ない」という “ピンチ”を“チャンス”へと変えられるようにと、生徒不在の教室で深夜までプリントを作成していた先生達の“熱い想い”が、今後の成績アップに繋がることを期待しています。

25回 5月 〜学習指導要領〜

 平成23年の学習指導要領改訂に向けての移行措置として、今年から小学生の教科書が改訂されました。この学習指導要領とは、戦後、学校で習う教科の内容とその詳細を定めたもので、これに基づいて教科書も作成されています。

  中学3年間の総授業時間数に注目すると、3535コマ(昭和46年〜)→3150コマ(昭和55年〜)→2940コマ(平成14年〜)となっており、完全週5日制も導入されるなど、授業時間数が減少し続けてきました。しかし、今回の改訂では、3045コマと増える予定で、さらに授業時間の配分も見直され、国・数(算)・英などの主要教科については、「小学校で10%、中学校で12%増やす」とされています。

  「昭和55年改訂以来、減少し続けた授業時間数が増加に転じる」という部分が、今回の改訂の大変重要なポイントですが、その一方で平成14年以降の生徒達よりも年下の世代の方が勉強している内容も多くなるので、将来、社会人として共に仕事をしていくという観点から見れば、幾らかその影響もあるのではないかと危惧されています。

  現在、当ゼミで主に使用している教材はプリント式の教材システムで、これは小1〜高3の英・数(算)・国・理・社の全科目に対応するデータベース方式のもので、13万枚を越えるプリントを用意しています。そして既に、今回の教科書改訂に対応した内容への変更も完了しています。

  龍門ゼミでは、各々の生徒達の個性を把握し、適切な教材を選び出すことによって学習の効率を向上させレベルアップが図れるようにと日々工夫を続けており、教育システムの変化にも順応出来る強く逞しい生徒達を育て上げたいと考えています。

24回 4月 〜大人への階段〜

 先月、知人から「今年の入試実績は、順調ですか?」とお電話を頂いたのですが、正直なところ少々返答に困りました。
それは、龍門ゼミは、一人一人の学力に合わせた個別指導式のシステムで、入試実績の数の多さだけをアピールする塾ではないと、私達は考えているからです。
また、入試の結果は、「合格」「不合格」の二つしかありませんが、合格の二文字を掴むためには、自己に対する客観的な分析(学習成果)と外因的な要因(入試レベルや受験教科)を組み合わせて、より効果のある手法を選択してくことが重要だと考え、個別指導の利点を最大限に生かしながら、その生徒にあった勉強方法を具体的にアドバイスしていくことに専念しています。
さらに「合格」という結果だけではなく、受験という機会を通じて、知識や教養そして精神力までも高めていき、自己を成長させながら “大人への階段”を登っていくことが、より大切だと感じています。

 当ゼミでは、毎年、入試結果の発表後、生徒と面談をすることにしています。
その時、受験の中で逞しくなり自信をもって進学していく生徒達の姿を見るのが、私達の喜びであり、誇りだと自負しています。
今年もまた、新しい受験生との一年間が始まります。一人一人の生徒に対して、“大人への階段”をより一層高いところへと進めるように全力でサポートしていく所存であります。

23回 3月 〜クラシックコンサート〜

 先月、太子町あすかホールで開催された関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに出かけました。
生の演奏でクラシック音楽を聴くのは、大変素晴らしく、とても心豊かな気分になりましたが、併せて感動したのは、演奏会の進行が大変親切に構成されていたことです。
それは、次に演奏される曲について、とても分かりやすく丁寧な説明がなされ、そして音楽と共に情景までもが浮かんでくるような工夫がなされていたことです。
一般的には難しく馴染みにくいと思われがちなクラシック音楽ですが、演奏者の方々の熱意と工夫によって、大変親しみやすく感じられたひとときでした。
私達が、生徒達に勉強を教えるときにも、難しい問題を解答例のごとく淡々と説明するだけでは勉強は楽しくなりません。
分かりやすく説明して、生徒達のヤル気を引き出していくことが大切だと考え日々の授業を行っています。

22回 2月 〜大津校開校〜

 現在、龍門ゼミでは、多くの生徒さん達が学ばれ、また驚くほど遠方から通塾されている生徒さんも増えています。
その要因は、優秀なスタッフに恵まれ、常に高品質かつ分かりやすい授業を提供出来るように日々、研鑽を重ねている賜物であると確信しています。
今回、龍門ゼミでは、より広範囲の生徒さん達にその機会が提供できるようにと、この3月から姫路市大津区内に新たな教室を開校させて頂くことになりました。

授業形態や教材などのシステムは両校とも同様であり、また個別指導型学習塾として生徒さん一人一人を大切に、そして分かりやすい指導を続けていくことに専念するという姿勢も変わることはありませんが、スタッフ一同、
更に充実した授業を提供出来るようにと、より一層の努力を続けていく覚悟であります。

21回 1月 〜笑う門には福来る〜

 昨秋から、世界的な不景気と円高の影響によって日本経済は低迷し、特に雇用問題等、暗いニュースが多くなっています。
今年は、活力の沸く話題が少しでも多くなる一年であってほしいと願っています。
当塾では、生徒の通塾時に必ず挨拶をします。別に、挨拶運動を奨励しているわけではありませんが、その挨拶の様子に、生徒の心境がどのような状況にあるのか?
また今日の授業には満足出来たか?等、多くの情報が隠されているのです。

「成績の上がる生徒」「合格を勝ち取る生徒」には、その挨拶時の表情に共通点があります。
言葉では伝えにくい部分も多いのですが、敢えて表現するならば、「明るい」「凛としている」「積極的」を足したような感じです。
内容が充実した授業を実施していくことによって、生徒達をヤル気に満ちた溢れた明るい表情へと進化させてあげることが、“福が来る”ことだと確信しています。
今年一年間も日々研鑽し、生徒たちを精一杯サポートしていく決意を新たにしております。